地味派手な二代目 徳川秀忠
2018年9月10日7:00 公開
正直、以前は全く興味無かった。
というか、名前しか知らなかったです。
(あ、でも「大奥」系で、奥さんに尻敷かれてるイメージはあったかも)
でも記念すべき?一番最初の人物関連投稿にする程、今は気になって好きな人、かもしれない。
きっかけはとっても恥ずかしいけど、大河ドラマだったりするんですが、ね。
ちなみに私の中で、この人のイメージは、大河で言えば「徳川家康」の勝野洋さんが一番ピッタリ来るかも。
いえ、向井理さんも素敵だったし、西田敏行さんもイけてたんですが。
でもなんかこう、「徳川家康」での堅物!な感が良かったんですよ。
あ、あと、「独眼竜政宗」でもそうだったかな?
とにかく、ある個人的理由の為、資料読んだり、関連本読んだりして後も一番このひと!という像が揺らがなかったです。
徳川二代将軍というと。
歴史の授業とかではついつい、すっ飛ばされがちですよねー。
なんといっても創建者であり三英傑の一人でもってホトトギス三人衆のトリである家康と、なんやかや言っても参勤交代やら島原の乱やら鎖国コンプリートやらで有名な家光に挟まれちゃってますから。
というか、パパと息子で、覚えなきゃな年表&ドラマテーゼ埋まっちゃいますよね、うん。
それはとっても良く分かります。
でもちょっと見てみると、というかWikiPediaチラ見するだけでも、本当はこのひとの功績、大きかった&多かったのでは、と思います。
ただこのひと、逸話少ないですよね。
徳川実紀(勿論全部なんて読んでないですよ。単純にボリューム比較です)も、微妙にスルーされてる気がする。
ま、要は関ヶ原のアレを気遣ってなのかも、だけど、特に楽しい逸話満載な筈の附録、少ないですよね。
更に言えば、附録の中でも、パパ関連や息子絡みだったりするし。
単独エピソードがねー少ないですよねー。
あっても、こう、破天荒な所無し。
ま、大坂の陣辺りのちょい前のめりなエピはありますが、あれもまぁ、たいしたことない感じ。
あくまでも(他に無い)武人っぽいペースト混ぜる為、な印象です。
あと奥さんのエピソードも知恵伊豆関連のモノしかないのでは?
(あれも読むと、尻敷かれてる感ではないんだよなー。御台様、上様に知られないようこっそり、知恵伊豆に差し入れしてる位だしね。なんか日常的に一緒に暮らしてて仲良さそうではあるんだけど)
私的に一番衝撃だったのは、茄子?を眺めて涙ホロリですけど、どうやら武士の人達って、意外と泣く機会多いみたいだし。
ま、文書におけるお約束な修辞的表現もあるんだろうし。
ただこの人の行動記録?を追ってみると。
烏帽子親は豊臣秀吉で、最初の妻(もしくは許嫁)も、後に御台所になった正室も秀吉の養女。
徳川家康の三男だったにも関わらず、長男切腹、次男養子により、繰り上がり世継ぎ。
関ヶ原の戦いにおいて、徳川主軍任されたけど、真田やら天候やら悪路やらに引っかかって遅参で、大いに不面目。
だったけど、そのまま徳川家の世継ぎとして戦後処理の為?大坂城に入って淀さんに会ってたりしてる。
徳川家康が征夷大将軍になった時には、ちゃんと右近衛大将に就任。(要は次期将軍家確定)
正妻にぽんぽん子供産ませて、しかも姫5人は皆立派な家に嫁に出したり養女に出したり。(何てったって末姫は帝の女御)
隠し子?はいるけど、生母の身分低いし、側室や認知の為の手続きは完全スルー。(単に面倒だったか、あるいは後々面倒な事になりそうだったから敢えて無視した印象が強い)
身内にもかーなーりー厳しい。(でも娘には甘いっぽい。……千姫にも口では厳しいけど、甘々でしょう)
ただ年上の身内は尊重。
というか、年上の、あるレベル以上有能な人は優遇。
でも幕府の邪魔するヤツ、幕府及び将軍家脅かす者は容赦しない。改易だってバンバンしちゃう。
無駄な金の掛かることは極力しない的な。(側室持たなかったり、日光参拝も1回だけ?だったり)
とにかく、公人としては。
「頭」で判断してますよね、この人、兎にも角にも。
派手さは全く無い印象なんですが、完全マキャベリストだなぁと思う。
塩野七生さんの描くヴェネチア人達のようです。
(派手さは無いから、チェーザレ・ボルジアとは違いますが)
真面目にお仕えする部下達にとっては、きちんと評価してくれる良い上司だったんじゃないかな、たぶん。
……ま、サボるのは許してくれなさそうだし、見逃してもくれなさそうだけど。
ただどうしても家康パパや息子家光(あるいは忠長)のように、はっちゃけた所が無いから、エピソードも書き残し辛かったんだろうなぁと思います。
自己主張少なそうだしね。(これまたパパや息子と違って)
ドラマなどでは結構良いように使われたり、脇に追いやられたりしやすい人物なんでしょうね。
でも、こういう、「自分が自分が」と言わずにきっちり目標定めて自分の仕事を弛まず続けた人って素晴らしいと思います。
少なくとも現代人=社会人=勤め人にとって、目指すべきモデルの1人なのではないでしょうか?
肖像画?は築土神社様サイトにありましたよー
歌舞伎役者みたいでなんか格好良かったです。
……何故に??
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